2018年3月4日日曜日

四旬節第3主日

この日、主任司祭の後藤神父様は円山教会での黙想会と主日ミサで出かけられました。
代わりに、ケン神父様(ケネス・スレイマン神父)がお出でになり、主日ミサを司式されました。


終始和やかで楽しい雰囲気のミサでした。

派遣の祝福の後、神父様からのサプライズがありました。
お説教の最後に「神様は私達の健康を望みます。これを一つの宿題としましょう。病気の理由は水を飲まないことです。残りの四旬節の中で十分な水を飲みましょう」
とお話されておりましたが、神父様から抽選に当たった方々へミネラルウォーターのプレゼントがありました。

ケン神父様のお説教をご紹介しましょう。

『皆さん、おはようございます。四旬節第一日曜日のテーマは「断食」についてでした。第ニ日曜日は「祈り」についてでした。今日の第三日曜日は「施し」についてです。施しは愛ですね。今日の第ー朗読はモーゼの十戒を表します。1.2.3は神様への愛についてです。そして4-10までは隣人愛についてです。私達は十戒を守れば、神様と隣人の間に平和的な雰囲気が生まれるはずです。 第ニ朗読は聖パウ口による手紙ですが、その内容はイエス様の十字架上での犠牲についてのことです。当時の人々は、メシアのイメージは権力のある人間だと思われていました。そして、敵を倒すことのできる人だと思われていました。しかし、イエス様は、 私達、世の人々のために愛を通して自分の命を捧げました。彼は、 何も悪いことはしていませんが、当時の口ーマ帝国のリーダーと、 ユダヤ教のリーダー達の嫉妬を買い、死刑を言い渡されました。 イエス様の愛の模範は、私達の勝利です。そして、福音の中でイエス様は、神様の神殿の意味を新たに教えました。素晴らしい金で飾った建物ではなく、素晴らしい愛を持っている人間だと教えました。この福音は、救いの歴史の中での分岐点(ターニングポイント)です。私達の命の中での似ている体験は、53年前のバチカン公会議の変化のようです。皆さん覚えていますか?1965年、 突然ミサとお御堂が大きな変化をしましたね。神父はミサの祭壇の前に立って壁に向かって祈りましたが、バチカン公会議の後で、 祭壇を反対側において、神父は祈りながら信者達の顔を見ました。 それだけではなく、ラテン語をやめ、その国の母国語で祈りました。もちろん、ミサの祈りの仕方も変わり、私にとってー番衝撃的だったことは、「平和の挨拶」でした。なぜなら、英語でその平和の挨拶は「Kiss of Peace」と翻訳します。なので、ミサの中で神父様は「平和の挨拶を交わしましよう」と言い、大人達はお互いにキスをしました。若いケンちゃんにとっては衝撃的でした。特に私は侍者でしたので、隣の侍者に絶対キスはしないで、 握手をしました。またもうーつの衝撃は、その時のシスター達の服装は変化し、シスター達の髪と足が見えるようになりました。

この背景で、今日の福音のイエス様の神殿の掃除を考えましょう。 今日の福音はヨハネによる福音です。この出来事は、マタイ、マルコ、ルカの福音の中にも記録されていますが、彼らはイエス様の人生最後のところで出会ったと記されています。ヨハネだけイエス様の公的な生活を始めたときから出会っていたそうです。それは大切な役割があります。その意味は、イエス様を通して、歴史が新たに始まることを意味しています。この箇所で、イエス様が「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」と言った意味は、イエス様の御復活についてのヒントでした。それは、 イエス様がこの世に来た目的です。この箇所はヨハネの有名な印です。ソロモンの王様が、建てた神殿は神様の存在の印でした。 皆さんご存知のように、ソロモンの神殿の中心の場所の中で、モーゼから頂いた「契約の箱」を保管しています。もちろん契約の箱の中に「十戒」がありました。カトリック教会は、神様の新しい神殿です。教会はイエス様の身体の形です。伝統的な教会は十字架の形に建築されました。その目的は、イエス様の犠牲を忘れないようにする為です。ソロモンの神殿の中で神様に罪を償う為に、動物を買って捧げました。その背景でイエス様は、神様の小羊と言うニックネームが生まれました。そして、その理由でイエス様は後の将来の自分自身の犠牲を理解しながら、当時の神殿の動物達を開放しました。やはり彼は、捧げる小羊でしたね。ソロモンの神殿を完全に造ったときに、世界中に知らせを送りました。 なぜなら、ソロモンは全ての人間が神様の息子、娘である事を信じていました。そのために、神殿を建築するときにー部は、ユダヤ人のためだけではない部分を作りました。その場所から、祈ることができました。本当にイエス様は、ソロモンの夢をかなえました。イエス様は全ての人間のために命を捧げました。四旬節の中で、私達の為に何の課題があるでしょうか?やはり、聖パウ口と聖ペト口はこの課題を理解する為に有名な発表がありました。 聖パウ口は私達は神様の神殿ですと言いました。聖ペト口は私達は、神殿の生きている石だと言いました。そのために、今日の福音の大切な宿題がありますね。私達がもっと美しい神様の存在を表す為に、愛ではない言葉、行いをやめて、代わりにイエス様の模範に従って、お互いを尊重することです。私達神様の神殿があったら、建築は二つの部分です。身体と魂です。通常、四旬節の中で私達の身体のケアについて考えませんが、神様が私達の健康を望みます。これをーつの宿題としましょう。残りの四旬節の中で十分な水を飲みましょう。病気の理由は、水を飲まないことです。ありがとうございます。』