2015年8月2日日曜日

年間第18主日

8月6日から平和旬間が始まります。私たちの身近なところから平和を実現していくことができるようお祈りしてまいりましょう。



後藤神父様のお説教の概要をご紹介します。

『昨日、平和講演会が北一条教会で行われました。
今週の8月6日から平和旬間が始まりますが、札幌地区では既に7月7日から「平和を祈る40日間」が始まっています。もう10年以上も前から続いている行事ですが、今一度原点に立ち返り平和への思いを新たにすることが大切だと思います。
平和講演会は、イエズス会の修道司祭である林尚志神父様をお招きしましたが、年齢を感じさせない迫力のあるお話をされました。
「平和を実現させるためには時間がかかる。人と人との絆や繋がり、関係性は平和のためには重要なこと。諦めるな、沈黙するな。」と呼びかけられました。
そして、「心重」(心の芯を重ねるという神父様の造語)することも大切。それは、心と心の触れ合い、重なりあいが大切だというお話をされていました。人から話を聞くとき、心の奥底で受け取るようにすることで、絆が作られるのだと思います。
私たちも、イエスの話しに耳を傾けるとき、心ここにあらずではなく、心の奥底でイエスの言葉を受け止めるようにしたいものです。
今日の福音(ヨハネ6・24-35)は、先週のお話の翌日の出来事が語られています。群衆から離れたイエスは湖の向こう側におられました。群集の心は、イエスの奇跡に心を奪われるばかりで自分達のリーダーに、という思いが大きくなっています。
イエスはそんな彼らに対し、「永遠の命にいたる食べ物のことを大切にしなさい。」と言われます。イエスの答えに納得できない群衆はイエスへ問い返します。そのやり取りの様子が語られます。
私たちも会話を交わすとき、人の言っていることを受け入れることよりも、自分の納得する答えを引き出そうとすることが多々あるのではないでしょうか。
典礼聖歌「ガリラヤの風かおる丘で」の中で、「いのちの み言葉を 私にも聞かせてください」と私たちは歌います。イエスの御言葉は命の言葉でもあります。会話も質問ばかりだと人と人との信頼関係は薄れていきます。
私たちが無条件に神の御言葉を受け入れる姿勢を大切にすることができるよう祈っていきましょう。
そして、平和旬間を迎えるにあたって、私たちの身近なところから平和を実現していくことができるようお祈りしてまいりましょう。』


12時半からの英語ミサは、勝谷司教様の司式で行われ、外国人信徒の堅信式が行われました。おめでとうございます!